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公開日:2021/01/20
物流IoT

GPSが取れない場合はどうする?

物流IoTにおけるGPS

GPSとは?

GPSは、人工衛星を利用した位置測位システムです。スマートフォンやカーナビなどもGPSを利用しています。人工衛星からの電波を補足して、高い精度で位置測位が可能です。

GPSは人工衛星を見通せる屋外でのみ利用可能ですがスマホやカーナビは屋内、地下鉄、トンネル内でも位置測位ができます。これらはGPS以外にモバイル基地局やWi-Fiを利用したり、加速度センサーなど他の技術を併用しGPSの電波が届かない場所でも正確な位置測位を可能としています。

GPS利用時の確認ポイント

GPS搭載の物流向けIoTデバイスは荷物の追跡などに使われていますが、GPSでうまく位置測位できないケースがあります。GPS測位についていくつかの注意ポイントを挙げます。

デバイスの設置方法

GPS機器の推奨取り付け位置はデバイス内に取り付けてあるGPSアンテナの向きなどによって様々です。取り付ける位置や角度によっても受信感度に違いが出ますので、デバイス毎のベストな取り付け方を確認する必要があります。 また、雨除けの用の保護ケースなどを使う場合も、通信環境を低下させないようケースの材質や機器の取付方法を調整する必要があります。

屋内では位置測位出来ない

屋内では人工衛星からの電波が天井や壁に遮断されてしまっている為、GPSによる測位はできません。窓際などで衛星を見通せる場合は屋内でも位置測位できる場合があります。

障害物に弱い

屋内と同様、トンネル、ビルなどが障害となり、人工衛星が見通せない場合は、位置測位ができない場合や測位精度が下がってしまう場合があります。

物流IoTにおけるGPSの位置測位を補完する方法

GPSから求められる位置精度は非常に高いものの、電波を受信できず利用できない場合があります。スマホやカーナビのような仕組みを物流向けIoT端末に搭載するにはコストの問題が大きく、違う方法を考えなければいけません。コストをかけず位置測位を行う方法を併用することでこの問題を解決します。※GPS測位は誤差数メートルとなります。

位置取得頻度を増やす

物流什器は移動する場合が多くGPS取得頻度を増やすことで位置取得の確率は高くなります。例えば、午前中は店舗内にあり通信が出来なかったカゴ車が午後には店舗屋外のバックヤードに移動されGPS測位が行われるケースは多々あります。

コストをかけず位置測位を行う方法を併用: Wi-Fi

市中に存在するWi-Fiのアクセスポイントの電波から位置を割り出します。家庭内Wi-Fiの普及率が80%を超えています。そして総務省は全国3万の公共施設へのWi-Fi整備を進めています。物流施設も例外では無く、多くの場合Wi-Fiが設置されています。今後、さらに拡大していくWi-Fiポイントを有効活用し位置取得をする事ができます。※Wi-Fiを利用した場合、誤差0m~100mの概算位置測位が可能です。

コストをかけず位置測位を行う方法を併用: SigfoxAtlas

人口カバー率95%を誇るSigfox基地局を利用した位置測位です。Sigfox特有の低周波数電波は、障害物を回り込むという特性があります。ビルなどの障壁がある場合でも高い確率で位置測位が行える事が特徴です。※SigfoxAtlasは長距離通信規格の基地局測位のため、誤差500m~数kmの概算位置測位が可能です。

3つの位置測位方法を1つにまとめたカゴ車locaTor

物流什器の行き先は店舗や倉庫など決まった場所を行き来するケースが多く、普段からピンポイントの位置情報が必ずしも必須というわけではありません。ただし、紛失や盗難といった異常時には精度の高い位置情報が必要になることは言うまでもありません。

弊社「カゴ車locaTor」では、GPS、Wi-Fi、SigfoxAtlasの3つの位置検知の方法を利用することができます。一般的な運用方法は電池の消耗を抑えるためSigfoxAtlasによる位置検知を行い、想定外の場所へ移動した場合にはWi-FiやGPSを起動したり、位置測位の回数を増やして正確な位置を把握できるようにモードを変更します。

物流什器の紛失や滞留が起こる原因の予想は出来るかもしれませんが、追跡デバイスを利用しなければ実情は分かりません。什器1台当たりの単価が比較的安いものが多いこともあり紛失等を改善しなければいけないと思いつつも定期的に補充しているのが現状です。1日1か所でもカゴ車の所在を把握できれば、異常発生時にその情報に基づき具体的に物流什器管理改善の施策をとる事ができます。これまでしかたがないとあきらめていたことを物流IoTを利用して改善することができるのです。

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